うつ病
どんな病気?
憂うつな気分、意欲の低下、普段好きなことに興味が湧かなくなるなどが特徴ですが、症状の出方によって異なります。
気分より表情、動作が乏しくなり、反応が遅くなる、すぐ怒るなどの行動が主体になること、体の不調が主体になることがあります。
脳内の神経伝達物質であるセロトニン、ノルアドレナリンなどの機能低下が考えられます。症状を一人で我慢することで、死にたくなる気持ちが悪化し、実際に自殺に至る危険がありますので、早めの受診が望まれます。

症状の例
- 憂うつな気持ちがつづく
- やる気が起こらない
- 食欲が出ない
- 夜眠れない
- 頭痛・肩こり・動悸や吐き気
など身体の不調がある - 死にたくなる
- 自分を責める
- 不安やあせり
- 会話や本の内容が頭に
入ってこない
治療方法
適切な休養と環境調整、抗うつ薬を中心とした薬物療法、精神療法を行います。精神療法では、診療とカウンセリングを通じて、認知行動療法を中心に話の中で症状の改善を目指します。
自殺企図をする又は食事が全く食べられなくなるなど、症状が深刻のときは入院が必要になることがあります。