双極性障害
どんな病気?
躁状態または軽躁状態(軽度の躁状態)とうつ状態を反復する病気です。
遺伝素因が発症に関与し、性差はなく10代~20代の若年期により発症します。躁状態を伴う双極性Ⅰ型障害、それほど支障なく社会生活が送れる軽躁状態を伴う双極性Ⅱ型障害があります。
躁状態、軽躁状態のときは病気であることに気付かず、うつ状態で病院を受診したときは、うつ病と診断されることがあります。

症状の例
- 偉くなったように感じる
- 眠らなくても元気
- 次々とアイデアが浮かぶ
- ずっと喋り続ける
- ちょっとした事で
すぐ注意がそれる - ギャンブルや散財をする
- 意欲の低下
- 憂うつな気持ちが続く
- 食欲がない
治療方法
薬物療法、精神療法で治療します。薬物療法では主に気分安定薬を、必要に応じて非定型抗精神病薬を使用します。精神療法では診療、カウンセリングで再発予防を含めた心理教育、認知療法などを検討します。病状が深刻なときは、入院が必要になることがあります。