適応障害
どんな病気?
ある特定の出来事(転勤や上司との人間関係など)をストレスに感じる為、不安、緊張感、集中力低下などの気持ちの面と、遅刻、無断欠勤、暴飲暴食などの行動に症状がでます。
適応障害の症状はうつ病、不安障害などと類似しますが、その症状が別の心の病気の診断基準に該当すればそちらの診断が優先されます。
また発症時は適応障害と診断され、経過を追う中で別の心の病気の特徴が明らかになり、うつ病、不安障害、双極性障害、統合失調症など診断名が変わることがあります。
特定のストレスがなくなると改善されることが特徴で、ストレスが消失して6か月以上症状が続くことはまれです。

症状の例
- 会社や学校に行きたくない
- 最近のショックな出来事による
ストレスがあった - 最近の生活や環境変化による
ストレスがあった - 気が落ち込む
- やる気が起こらない
- しびれや頭痛や夜眠れない
などの身体の不調 - 絶望的になってしまう
- 思考力、集中力の低下
- 食欲の減退あるいは増加
治療方法
ストレスの原因となる環境から極力離れ、休息を心がけます。ストレス対処能力を高めるため、並行して認知行動療法などの心理療法、カウンセリングを検討します。薬物療法より、環境調整、心理社会療法を優先します。